8月活動日誌 |
羅須地人鉄道協会
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サマーワークキャンプ特集!
8月12日から15日にかけて、毎年恒例サマーワークキャンプを行いました。
蒸機運転や車両整備、ピット工事などから、夜行列車、野筵坊の特製料理、生ビール、ナベ風呂と充実した4日間となりました。
参加者は11日夜に到着した野筵坊の御亭主、T田氏の両名以下、26名にものぼり、今年ももりあがったワークキャンプとなりました。
・蒸機運転
13・14の両日にわたり蒸気機関車による営業運転を行いました。
13日は雲が多く、しかし時折雲の合間から夏の日ざしが照りつける蒸し暑い一日でしたが、3号+1501の編成で終日営業運転を行いました。ゆめ牧場自体の入場者数がぱっとしない中、数人の乗客を乗せ1周して戻ってくると、また数人が待っているという状況で、多くの本数が運転されました。
翌14日は前夜から降り続いた雨が、日中も降ったり止んだり時折土砂降りという芳しくない天気でしたが、ポッター+1501の編成で営業運転開始。前日よりさらに絶望的に少ない入場者のおかげで乗客も壊滅状態でしたが、それでも土砂降りの中、傘をさしてまで乗りたいというお客さんもおり、1日で約30人ほどのお客さんに乗っていただきました。
それなりに働いた3号機(13日)
手持ち無沙汰のポッター(14日)
・ピット工事
先月設置した型枠に、8月5日、ピットに3.5立方m、土間部分に0.5立方mの生コンが流し込まれました。
そして、8月13日には型枠が取り外されました。打ち込み時の生コンの圧力により壁面が内側に膨らむことが懸念されていましたが、型枠をはずしてみるとみごとなコンクリートの壁面があらわれました。見事大成功!
翌14日には底面などに仕上げの生コン打ちが行われました。
T本氏「今回のをあわせると、ゆめ牧場には結局重量換算で20tくらいの生コンつかったことになるなぁ」
型枠をはずすとつるつるの壁面がっ!
・ピット用桁さび落とし、塗装
糸魚川撤退時に機関庫のピットから取り外されて以来「いつかまた使う日が」ということで、あちこちを流転してきたピット用の桁が、とうとうゆめ牧場に安住の地を得ることになりました。
13日にさび落としののち、さび止め塗装が行われました。
近々ピットにセットされる予定です。
3人がかりで入念にさび落とし、さび止め塗装
・フラットカー1502就役
フラットカー1502がほぼ完成しました。
12日から14日にかけて床板の取り付けとブレーキハンドル製作、取り付けがおこなわれ、「1502」の車番が書き入れられ完成と相成りました。
先に完成している1501とくらべると、側板の高さが低くされ、貨物車両的なムードも満点です。
営業運転の前後に行われた1501との2両連結はなかなかのものです。
なお、この1502は羅須専用車として使用されますが、今のところダイニングカーにしようという意見が有力です。
特製フォントの型紙で車番を記入
完成した1502
・信号機工事
前回に引き続き細かなパーツの製作、取り付けがおこなわれ、より完成度が高まりました。
また、同時に基礎の型枠も作成され、いよいよ設置に向け大きく前進しました。
現段階では頸城ラッセルの留置されている辺りに設置される予定ですが、15日に関係者が実地調査したところ、機関庫横辺り設置する案も浮上してきた様です。
あとは建てるだけ
・3号機ロッド調整
14・15日と3号機のロッド調整調整がおこなわれました。
その作業中、ホイールベースが左右で6mm、ブレーキかけると3mm違うことが判明。
羅須が誇る技術陣3人がしゃがみ込んで調整、15日午後から試運転も行い、調子を取り戻した様です。
磨いて、削って、継ぎ足して
・102号塗装
塗装が痛んできた酒井102号機の再塗装されました。
塗色は従来通り上回りが錆び止めグレー、下回りが黒のツートンカラーです。
また美しい姿でゆめ牧場に貸し出されます。
再塗装で引き締まった102号機
・シャワールーム完成
厨房横にシャワールームが完成しました。
24時間使用可能ということで、さっそく早朝から深夜まで大活躍でした。
着々と住環境も整ってきました。
だれですか、場末の海の家なんて言うのは!
<積み残し>
・1502は寝台車?
今回完成したフラットカー1502は形状からしてゴロゴロと横になるのにちょうど良い形で、昼間から何人もの羅須地人がごろごろしてましたが、13日の夜、A場氏がさっそくフラットカーの上で就寝、一夜を過ごしました。
A場氏「ん〜、涼しくてなかなか快適だったよ」
…1502にはすでに一部では「寝台車」との称号が。
・東京電力
13日午後、東京電力の巡回パトロールカーがやってきました。
「あの〜、15日に信号機の取り付けを行うということですが、予定通り行いますかぁ〜」
そういえば先月だったか、8月15日頃信号機の設置を行うということをいってあったようなことになっていた様でした。ちょうど送電線のすぐ下に当たるため、クレーンなどの使用の場合には東京電力の担当者が立ち会うことになっていたのでした。
もちろん活動日誌でもお伝えした通り、信号機の工事はまだ先の話です。
「いや〜、工事がおくれてて15日にはちょっと〜」
「え、あぁそうですか。…それじゃ工事日が決まったら御連絡くださいねっ」
いやー、お盆時に御苦労さまでした。
…と、思ったら、翌14日にも東京電力の巡回パトロールカーが。
「あの〜、15日に信号機の取り付けを行うということですが、予定通り行いますかぁ〜」
昨日とは別の担当者が昨日と同じことを聞いてきました。
「いや〜、工事がおくれてて15日にはちょっと〜」
「え、あぁそうですか。…それじゃ工事日が決まったら御連絡くださいねっ」
昨日と同じやり取りののち、お帰りになりましたが、どうやらよほどの要注意工事現場と思われているらしい。
重ねがさねお盆時に御苦労様。
問題の送電線と問題の工事現場
・もちろんナベ風呂も
今回もナベ風呂大好評でした。多くの羅須地人が疲れをいやしました。
13日は「3号機の湯」14日は「ポッターの湯」が沸かされ、清缶剤のアルカリ成分入りでお肌つるつる(?)、鉄分もたっぷり(?)で良く温まりました。
また、今回もそのまま「浴槽」ごと「風呂釜」に引かれてY口B、A場、N京などの各氏が1周の移動露天風呂を堪能しました。
おりしも14日は「フルートとピアノの夕べ」がガラスハウスで行われておりましたが、まさかすぐその外をナベトロに入った全裸の男が通っていったとは誰も気がついていまい。
日本初?走る露天風呂!
・ナベプール
曇りがちでしたがときおり強い日ざしが差す蒸し暑い日となった13日、夜間は風呂として使われるナベトロに水が張られ、ナベプールとなりました。
T田家、Y口家、T橋家のお子さん達おおはしゃぎ、ついでにA場氏もおおはしゃぎのプール遊びとなりました。
昼間はプールに。子供達(+大人1名)おおはしゃぎ。
・野筵坊大評判
羅須地人御用達の野筵坊は今回も大好評でした。
前回好評の「納豆包み揚げ」に続く「納豆シリーズ」第2弾「納豆オムレツ」も登場しましたが、これも大好評でした。
野筵坊御主人おいしい料理をどうもありがとうございました。
なぞの不定期料理屋「野筵坊」
その厨房と御主人
・流しそうめん
13日の昼食にはT田家プロデュースの流しそうめんが登場、大好評でした。
角スコップや雨樋などでそうめん流し台が設置され、水量や樋の角度などを調整の上ちょうど良い速度でそうめんが流れていきます。
お子さま向けにはみかんやパイナップル、かまぼこなども流され、大受け。
羅須地人にも好評で、麺を用意したT田B氏は予想を上回る消費に嬉しい悲鳴をあげていました。
樋の支柱の材質に注目!
・カニカニカニ…
A場氏がもちこんだ大量のタラバガニで、13日昼食には焼きガニ、14日昼食にはゆでカニが行われました。
生ビールを片手にカニを思いきり食べるという至福のひとときを過ごしました。
あまりの至福に我を失う羅須地人
(プライバシー保護のため一部画像を修正しています)
・夜行列車も運行
営業運転中は3号とポッターのどちらかしか火が入っていないのですが、なぜか夕方になると、両方の機関車から煙が上がり始めます。
結局13・14日の両日とも2両の機関車で夜行列車が運転されてしまいました。
1501と1502を連結したまきば線最長編成の最後尾で夜風に吹かれながらタタンッタタンッというジョイント音を聞くのは最高です。
夜行列車の後は夜更けまで汽車談義
まきば線ホームページ
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