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3月活動日誌その2
羅須地人鉄道協会

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・保線用工具増強
まきば線の保線工具は昨年秋頃からナゼか着々と増えつづけ、前回活動でとうとう保線工具倉庫が設置されたまきば線ですが、3月14日さらにタイタンパ3台(計6台)、ジャッキ6台(計8台)、トロ4台、山越器4台(2m)、ガンズメ2本、軌道用バール4本、連結棒3本(3m)、220V発電機1台(計2台)、キャプタイヤ1本(50m) 分路器1個などがやってきました。
これは豊Nさんの知り合いの某軌道工事会社で不要になったものをご寄付いただいたものですが、豊Nさん曰く「これだけあればいつでも軌道工事会社設立できるよ」。
さっそく保線や来るべきヤード建設工事に備え、山越器などの錆び落とし・再塗装が行われました。
設置されたばかりの保線工具倉庫は工具で溢れ返り、保線活動のさらなる進展が期待されます。
・砂利がいっぱい!
保線活動が盛んになるにつれ、砂利の使用量もうなぎ上りのまきば線ですが、3月25日、新たに大型ダンプ2台分の砂利が運び込まれました。
これらは某私有鉄道でも使用しているという本物用の砂利ですが、豊Nさんにより従来使っていた砂利の約半額で入手可能なルートが開拓されたため、一気に砂利が潤沢という幸せな状況になったのでありました。
…さぁ、がんがんタンパー突きましょ〜!
・さっそく保線!
砂利置き場に文字通り「山と積まれた」砂利は、さっそく砂利山に上ったパワーショベルによりナベトロに積載され線路に散布されました。
パワーショベルを操るT本氏「砂利専用の引込み線が欲しくなっちゃう!」。

この日は春休み最初の土曜日ということもあり、ゆめ牧場も多くのご家族連れでにぎわっており、トロッコ列車もひっきりなしに運行するような状況でしたが、その合間を縫って砂利を満載したナベトロもひっきりなしに往復していました。
ナベトロを押していたみく氏「ううっ、苦力(クーリー)のようだっ!」、でもその表情はうれしそう。
T本氏やみく氏などの活躍により、この日だけで砂利置き場の砂利山は半分以下になってしまいました。

一方、砂利を散布した線路では増強された工具を使っての保線作業が続きます。
保線用の爪付ジャッキも8台となり、内軌・外軌(ないき・がいきって読みます。なんだかプロっぽいでしょ)をいっぺんにジャッキアップできます。
今回は木橋から機関庫へかけてのカーブの修正を行いました。まずレールの外軌側を「通り」を見ながら少しづつジャッキで修正し、つづいて内軌側を外軌側との水準を見ながらジャッキで修正します。そして枕木のまわりの砂利をタイタンパで突き固めて固定します。今回は増強されたタイタンパ部隊によりなんと4台突き(!)で突き固めを行いました。

修正が終わった線路でにっこりの豊Nさん
・3号機・6号機整備進む
いよいよ5月の蒸気運転も近づき、3号機・6号機の整備も着々と進んでいます。
3号機は後輪の軸受の前後方向のガタが大きくなってきたため、軸受けの修正作業が行われました。
また、6号機は前輪の軸受けと動輪との隙間が小さく、機関車が暖まったときに熱膨張で走行抵抗が発生している恐れがあるために、軸箱の加工が行われました。
両車ともジャッキアップして軸箱を外すという大掛かりな作業ではありましたが無事終了し、走行試験のための火入れが行われ、整備の成果が確認されました。
<積み残し>
・野筵坊・主水同時出店!
春の陽気に誘われてこの日まきば線にやってきた羅須地人はなんと総勢13人!
いつものクラブハウスどころかパティオにすら納まりそうになく、急遽修理中のポッターと酒井102号機にどいてもらい、庫(くら)の中での大宴会と相成りました。
しかも今回の活動では野筵坊が今世紀初の営業となったほか、「飯田橋・主水」ご主人の浮さんまで新鮮なおさかな関係を引っさげ登場、なんとも豪華なラインナップとなりました。
ちなみにメニューはとろとろ白菜のチゲ鍋や、そい・きんめ・かつお・いなだ・天然ほたての刺身盛り合わせ、あんきもにタコのマリネ、ゴーヤチャンプルなどなど。
隣では3号機から石炭の香りが漂い、この日も深夜まで汽車談義に花が咲いたのでありました。
野筵坊ご亭主、主水ご主人、いつもいつもおいしい食事をありがとうございます。
・ナベ風呂開き
今年もとうとうナベ風呂の季節となりました。
ちょうど軸箱加工で試験運転を実施することになっていた3号機より湯沸し用の蒸気を貰い、これまた今世紀初のナベ風呂が沸かされました。
遠隔地在住のため、今回が久しぶりの参加となったとっちゃんもさっそく湯船につかりまきば線を1周、活動の疲れを癒していました。
写真はうれしさのため我を忘れ喜ぶとっちゃん…。
・ナベ風呂マヤ検!
そのあとナベ風呂には豊Nさんが入浴したのですが、どうも1周に時間がかかっている様子。帰ってきた後に豊Nさんに話を聞くと、「オメガを出た辺りでゲージが狂っている」とのこと。どうやらサスペンションなど全くないトロッコの振動がそのままおしりに響くナベ風呂だけに、軌道の状況が手に取るように分かったらしいのです。「さあ、あしたはあそこの修正だ!」という豊Nさんを見ながら、その他の羅須地人は口々に「マヤ検(註)だ」「ナベマヤ検だ」と言っていました。
ということでまきば線では、今後線路が修正されるたびに風呂を沸かし、豊Nさんをのせて走ることになりました(嘘)。
(註)マヤ検:JRなどで高速軌道検測車で走行しながら線路の狂いが無いか検査することや、その列車を通称「マヤ検」と呼びます。JRなどではそのデータをもとに線路の保線修繕をします。高速軌道検測車の車両形式が「マヤ」という形式からそのように呼ばれているようです。

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