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1月活動日誌
羅須地人鉄道協会

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・6号機キャブ錆止め塗装開始
2000年最初の6号機レストア作業はキャブ内側の錆止め塗装から始まりました。
6号機のキャブは昨年末から延々古い塗装を剥離させる作業が続いていましたが、いよいよ外装の塗装工程が本格的に始まりました。

ボイラーカバーの防錆塗装
まずはボイラーの火室部分のカバーの防錆塗装から

キャブの内側の防錆塗装
続いてキャブの内側も防錆塗装

使用した防錆塗料はお馴染み「ラスゴン」。われわれ羅須に代々伝わる秘伝の防錆塗料、ではなく、そのスジでは有名な高性能防錆塗料です。
今回は天候が思わしくなかったこともあり、キャブの内側の塗装までとなりましたが、キャブの内側やケーシング(ボイラーのカバー)はパテ修正などののち同様に防錆塗装される予定です。

・ポイントキット発掘大作戦
線路の延長に向けポイントキットの発掘が行われました。
発掘といっても、どこかから掘り出したわけではなく、糸魚川から撤収した資材の中からポイント用のレールを探し出し、一つのポイントのセットを作るという作業です。

作業開始にあたり、まずは資材置き場の枯れ草を何とかしなくてはなりません。
資材がゆめ牧場に運び込まれてからも、すでに5年が経過し、またもともと牧草地だったこともあり、資材置き場には雑草が繁茂していました。しかし幸いいまは冬。雑草は枯れ草となり資材をおおっています。
さっそく枯れ草がうず高く積み上げられ燃やされました。

たき火
まずはたき火

資材置き場の枯れ草がなくなり、いよいよ資材と御対面。
しかし、10m×20mほどの敷地一杯に広がったレールはいったいどれがどれやら…。
と、いうのも、糸魚川撤収以来十数年が経ち、しかもゆめ牧場に安住の地を見い出すまではあちこち流浪してきましたので、撤収した資材はひとまとめになってしまい、どのレールがどれと組み合わされるのか分からなくなってしまっていたのです。もちろん撤収時にはポイントごとにペンキなどで印をしてありましたが、撤退以降の十数年はその印の判読を困難にさせる程の歳月だったのでした。
しかも、ポイントは糸魚川の東洋活性白土専用線にもとからあったものと、羅須が木曽森林鉄道などから持ち込んで敷設したものなど、いろいろな規格が混在しています。

とほ〜
途方にくれる羅須地人

しかも、そのほとんどは15kg/mレールのため、クロッシング部(上の写真の中央部に見える部分)などは相当な重さです。
今回は残念ながら重量物をもちあげられる「ヒアブ」もなく、パワーショベルもウエストラインの造成工事の最先端にあって、戻ってくるには相当の時間が必要です。
そのため重いクロッシングも大人4人がかりで持ち上げ、他のパーツとともに広い場所に広げてみます。
そしてなんとか、トングレールやガードレール、クロッシングそしてそれらをつなぐレールがひと組出来上がりました。

ポイントキット
やっとひと組見つかりにっこり

このあと結局、一部不完全なものも含めると、左右あわせて4組のポイントが発掘されました。昨年某廃遊園地からいただいたポイントとあわせ、これで8組のポイントが羅須の資材としていつでも使用可能な状況になりました。今後の線路延長に役立てられる予定です。

また、その一方で、いまいちうまく組み合わさらないレール達も多数発見されました。これら4つのクロッシングや、14本のトングレールなどは新しいレールと組み合わせて、あらためてポイントとして再生される予定です。


相手がいないトングレール達
(後方はひと組揃ったポイントキット)

・三相200V開通!!
待望の三相200Vの電源が開通しました。電気配線技師の免許も持つT本氏の工事で、ゆめ牧場の配電ボックスから三相200Vが羅須の アジト 四阿に引き込まれ、三相200Vが自由に使える環境が整いました。
これで、溶接機も大形コンプレッサーも大形ボール盤も使えるようになりました。今後、配電盤の設置などによりますます作業環境を整えていくことになっています。

  
三相200Vを単相100VにおとすAC-ACコンバーターと、200Vの電動工具たち


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