11月活動日誌 |
羅須地人鉄道協会
|
・6号機レストア順調に進む
11月に入り、6号機のレストア作業が急ピッチで進んでいます。
6・7日にはボイラーの黒色塗装及びブレーキロッド・シューのさび落とし、塗装が行われたのを手始めに、11日から14日にかけては、動輪の軸受け部分への給油配管の新設、台枠へのブレーキ、水タンク、灰箱の取り付けと、ボイラーの搭載を行いました。
台枠への搭載に向け、塗装されたボイラー
今回のレストアにあたり、従来から給脂に不便だった動輪の軸受けメタル部分に給油用の配管が新設され、信頼性と整備性の向上が図られています。
動輪の軸受けへの給油の配管も新設
また、ブレーキロッドとブレーキシューは、一部に取り付け時の不具合が報告されていたようでしたが、実際には全く問題なく取り付けが完了しました。
ブレーキも特に問題なく取り付け完了
配管やブレーキなど台枠関係の作業が終わると水タンクの取り付けです。6号機は3号機と同様、水タンクがボイラーの下にある「ボトムタンク」という形を取っており、台枠とボイラーに挟まれるような形で取り付けられます。
途中で、水タンクの取り付けステーが干渉することが分かり、一旦リーフスプリングを取り外すというハプニングもありましたが、作業自体は順調に進み、水タンクに続き、灰箱も設置されていきます。
4人がかりで水タンクを「よっこらせっと」
そしていよいよボイラー搭載となりました。
まず、ボイラーを「ヒアブ(※)」で吊り上げ、その下に水タンク・灰箱を取り付け終わった台枠を入れ、ボイラーを降ろします。灰箱とボイラーの火室との接合部のスタッドボルトがうまくはまらないという場面もありましたが、最終的にはうまく搭載することができました。
※車載式の関節クレーン。T本氏が趣味で所有(!)している4トントラックに積載されている。
ボイラーを吊り上げて… 台枠をその下に入れて接合
ということで、6号機はこの2週間でこんなところまで出来てしまいました。まだまだ下回りにはロッドも付いていませんが、形が見えてきたこともあり6号機のレストアにも加速が付きそうです。
ここまでできてしまいました。
・立山101号外観塗装
ラスゴンの灰色をまとい、一部に発錆が進んでいた立山101号DLに、6・7日にかけて塗装を行いました。
開閉に甚だ大きな筋力を要していた左右の扉を外す為に、ドアレールのボルトを一部抜き、レールの埃を若干掃除しました。
とりあえず、エンジン室内とキャブ内側は手をつけず、ボンネット・エンジン点検蓋・キャブ外側にグラインダとベルトサンダを掛け、うす緑を刷毛塗りしました。半乾きでエンジン点検蓋を閉めると、西日に輝く若草色のDLが現れました。
若草色輝く101号機
・4号機レールの上に!
相模湖ワークスでレストア作業がすすめられ、今年に入ってゆめ牧場入りした4号機の台枠がいよいよレールの上に載りました!
同じくレストア中の6号機と並ぶとなんだか感動の構図です。
レールに載った4号機
<積み残し>
・野筵坊の鍋料理始まる
1ヶ月ぶりとなった13日の野筵坊では、エンリギのあぶり焼き・醤油味、マグロの焼さんが、鳥の松風焼き、稲荷揚げの納豆包み焼き、博多風・鳥の水炊き鍋、十日町・小島屋の生蕎麦などを、ビールはもちろん、野筵坊セレクトのワイン、そして八海山でいただくというメニューでありました。どのくらい美味しかったかは次回参加して御自身の舌でお確かめください。
なお、13日昼にはフラットカー1502の上で佐藤丸五さんの次男が開くというすばらしい宴会があった様ですが、事務局では未確認です。
博多風鳥の水炊き鍋
・やっぱりなべ風呂
13日夜はやっぱりなべ風呂が沸かされました。しかも温泉風味の入浴剤いり。今回は火の入った蒸気機関車がなかったので、ガス瞬間湯沸かし器からのお湯でしたが、やはり星空の下でのお風呂は最高です。
入浴中の羅須地人たち三態(若干1名、イッちゃってる人がいましたので一部モザイクをかけてあります)
・深夜のアルミ鋳物屋
13日の夜、野筵坊での宴会も終わった深夜に、やおら鋳物屋を始めた方がおりました。
なんでも自身が主催するイタ車競技会のトロフィーを作るとのことで、深夜の酔いどれ鋳物屋となった様です。
鋳物用の陶板や砂は鋳物屋さんからもらってきたものでしたが、アルミインゴットを南部鉄の鍋で溶かし、中華料理のオタマで鋳型に流し込む様は、見る者に一抹の不安を覚えさせました。
しかし、一部試行錯誤はあったものの、トロフィー、盾、記念品などの品々はほぼ予定通り出来上がり、深夜の鋳物屋はめでたく閉店と相成りました。
砂をふるって鋳型を作り、 南部鉄鍋に入れたアルミインゴットを灯油バーナーで溶かし 鋳型に鋳込んで
はい、できあがり!
まきば線ホームページ
|
羅須地人鉄道協会
|