6月活動日誌 |
羅須地人鉄道協会
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・庫・ピット工事本格化
機関庫の整備工事が順調に進んでいます。6月13日までに庫線のレベル出し、庫からアルミバンまでの型枠設置などの工事がすすめられ、6月16日には強風の中、土間コン打ちが行われました。コンクリートを打ち終わり養生シートをかけたとたんに大雨となり間一髪のところでした。
6月26日にはRASSユンボによりピット部分の穴掘りが開始され、なべとろ9杯分の土砂を掘り出して、築堤を補強に転用し、翌27日にはなんとなべとろ18杯分の土砂を掘り出しました。これにより、長さ3.5m・幅2.5m・深さ2mの、糸魚川を遥かに凌ぐ巨大な穴が出現しました。この穴は誤って転落すると這い出すのが大変なのでご注意下さい。
また、この作業により長らく風呂として使われてきたなべとろが本来の使命を取り戻した模様です。
・フラットカー制作順調
既に5月2日からフラットカー「1501」が就役し、営業運転などで好評を博しておりますが、続いて同型車輌「1502」の制作も順調に進んでいます。
6月までに、ブレーキや配管関係など床下機器類の取り付けも終わり、連結器の整備・取り付け、床板張付け、側版取り付けなどの作業を残すのみとなりました。
向こうではフラットカー製造、手前で保線作業が行われる。
・本物の保線区員登場
なんと本物の保線区員がゆめ牧場にやってきました。それも1個小隊装備付き。
6月12日午後、成田保線区と第一軌道工業の方々総勢7名が、保線工具を満載したライトバン2台と2トンダブルキャブトラックに分乗してゆめ牧場にやってきました。そして挨拶もそこそこに保線作業の実演が行われたのでした。
保線区域は、直線のはずが、上下左右にへろへろと波打っている本線から庫線への分岐付近。実演にはうってつけとさっそく保線工具を手に男達が取り付いていきます。
はじめのうちはさすがの羅須地人も手を拱くばかりでしたが、「ちょっとやってみっか」とタイタンパーを渡されると、おっかなびっくり初体験。バラストがほとんど入っていなかったため、バラストを入れながらの作業となりましたが、約20mほどの区間に軽トラ2杯ぶんのバラストを投入した結果、みごとな直線に!
日頃本職の保線作業をじっくり見る機会もほとんどない羅須地人は口々に「目からウロコが落ちた」と話していました。
なお、第一軌道工業さんから、タイタンパー1台(3相200V)、爪付きジャッキ2台を貸与していただきました。当分自由に使って良いということで、羅須の保線の技術向上に大きく寄与するものと期待されています。
左は本職、右は羅須地人。
・ポッターボイラ検査無事終了
6月16日ポッターのボイラ検査が行われ、今年も無事終了しました。
・腕木式信号機組み立て完了
レストアをすすめてきた旧尾小屋鉄道の腕木式信号機の組み立てがほぼ完了しました。
途中、中心人物のの米国出張などで間があくこともありましたが、きっちりと塗装された信号機はまるで新品の様です。「あとは建てる場所だけ」ですが、今後の路線延長計画に合せ建設位置の検討も進んでいますが、現在のところは水タンク横で昼寝の日々を過ごしています。
・路線延長予定地実地踏査行う
エンドレスが開通以来、線路敷設作業はひと段落していますが、このほど今後の路線延長予定地の実地踏査が行われました。
もともとの計画ではキャンプ場までの延長を希望していましたが、キャンプ場までの間の町道がネックとなっていました。今回踏査されたのはキャンプ場方向ではなく、ラッセルの定位置付近から牧柵ぞいに売店方向へ向かい、アーチェリー場裏から西側調整池まで下り、雑木林の斜面をなんとか登って本線に戻ってこようというルートです。全体の高低差も大きく、また線路予定地のほとんどが斜面ということもあり、難工事が予想されますが、それ以上に楽しみな計画でもあります。
今後、ゆめ牧場側とも打ち合わせの上計画を煮つめていく予定です。
ゆめ牧場の密林の中、敷設予定地の踏査に向かう羅須地人一行
・ドコービルレストア開始
5月の合宿を前にゆめ牧場に運び込まれた旧糸魚川1号機ですが、いよいよレストアへ向けて採寸が開始されました。だいだい語り継がれてきた「致命的欠陥」の謎も含め、今後調査が進む予定です。
ふたたび自力走行の日がくるのか?
・6号機レストア
6号機のレストアもすすめられています。6月27日にはボイラの加減弁と逆止弁座のスタッドボルトが取り外され、給油機の整備も進められています。
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