7月活動日誌 |
羅須地人鉄道協会
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・1号機レストア作業本格始動! | |||
![]() まずは、上回り、ボイラー、下回りを分割し、整備するために分解作業を行います。T本氏がアセチレンバーナーを手にまずはキャブ(運転室)の解体からです。 |
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![]() 「なぜこんなところに穴が空けてあるのだろう?」 「どうして左右で雨樋の構造が違うのだろう?」 「このケーシングはなんでこんな構造に?」 設計図や公式資料がない為、糸魚川時代の写真を引っ張り出し、その謎を推理しながらの解体になります。 なぜかキャブの屋根も途中で継いでありました。その継ぎ目からキャブの解体が始まります。 |
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![]() そして後部炭庫とともに妻板が切り離されます。 「風通しが良くなったねぇ」 |
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翌日は新たなメンバーも加え、煙室扉などボイラー回りのパーツをばりばり取り外していきます。
特徴のある煙突も3人がかりで取り外し。中からは20年以上前のものと思われる煤が大量に出てきました。
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![]() 「ん〜、いーんじゃない?」 |
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そして23日、いよいよ台枠からボイラーを取り外す作業に移ります。 ![]() すっかり酸化鉄になってしまったボルトはなかなか熔けず、しかもときおりはぜて火花を飛ばすものですから、長袖の作業着をびっちり着込む必要があります。しかも1号機が置いてるところには日陰などなく真夏の太陽が容赦なく照りつけてきます。 |
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お昼前に台枠とボイラーの取付けボルトがすべて外れたところで、暑さのため一時作業中止。昼食と盛夏恒例シェスタの後、作業再開です。T本氏のヒアブでボイラーの吊り上げにかかります。外れているはずのパイプが固着していたりして、そう簡単には離れてくれませんでしたが、最後にはヒアブの手によりトラックの荷台経由クラブハウス横へ運ばれました。
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車輪が回れば、弁装置の台に阻まれ外せなかったメインロッドの取り外しもできます。
メタルの取付けに一部知恵の輪ってるところがありましたが無事取り外しに成功しました。 |
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さあ、ここまでくればわれわれのこの勢いを止められるものはいません。日没まであと1時間半と迫っていましたが、「1時間半もあるじゃない」との声に、とうとう台枠をレールに載せることになりました。
さすがに車輪付きの台枠はT本氏自慢のヒアブでもいっぺんに持ち上げることはキケンだったので、前後を交互に持ち上げ、じわじわと線路に近づけていきます。 |
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このあと機関庫に入れられた6号機の台枠は、このあと各部の整備・錆落し・塗装の工程を経て、ふたたび蒸気機関車として復活を遂げる予定です。いつ頃になるかはわかりませんが。 |
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・デルタ線延長用軌匡作成 | |||
![]() しかし、今の道路のアスファルトを全て剥がして線路を敷設して、ふたたびアスファルト舗装するのも大変です。そこで踏み切り部分だけ角棒とアングル材で軌匡(はしごのようなもの)を作って、いまの道路の上にそのまま置いて、アスファルトで埋めてしまおうことにしました。 レールの高さよりも低い鉄の角棒とアングルをちょうど610mmの軌間になるように平板に溶接していきます。さすがに日陰での作業でしたが、真夏の気温の中、完全防備でアーク溶接は見ているほうも暑いものです。やったほうはさぞかし暑かったろうなぁ。 |
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・デルタ線保線作業も | |||
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・草大発生。 | |||
![]() ![]() で、草刈りが終わった頃にはすでに夏の暑さでバテてしまい保線どころじゃなかったのはヒミツである。 |
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<積み残し>
・夏の作業は… |
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で、夏のゆめ牧場での作業がどのくらいアツいかですが、あさから炎天下でバーナーを使用して解体作業をしていたT本氏がこうなってしまうくらいアツいです。
ちなみにこのときはいていた作業ズボンは汗でじっとりと濡れ、絞るとだら〜っと液体が流れ落ちるくらいでした。 最近おなかのラインが気になるあなた、ちょっと解体作業してみません?
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・昆虫の逆襲 | |||
T本氏が1号機を解体していると、どこからともなく蜂がやってきました。
とりあえずその場はやり過ごし、再度解体のためバーナーとハンマーを振るい1号機との格闘を始めたのですが、またまた蜂がやってくる。しかも1号機をハンマーで叩くたびに蜂が増えて行くような気が…。 と、端面のバッファー用の木の取付けの穴の奥に蜂の巣があるじゃありませんか。しかもご丁寧に左右一つづつ。 ハンマーでゴインゴインゴインゴインやるたびにここから出撃していたんですねぇ。 ![]() かつて豊科からのDL搬出作戦の折り、蜂に迎撃された過去のある事務局長は、6号機のスズメバチの巣に続き二つ目の戦いに勝利しました。
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・毎年恒例真夏の野外宴会 | |||
![]() そこへ野筵坊特製のおツマミと、野筵坊御亭主の秘蔵のワインが出てくると宴会もどんどん盛り上がっていきます。 ちなみに8日夜の野筵坊メニューは、
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・退役軍人登場 | |||
なんだか最近事務局長、ヘンなクルマでゆめ牧場にやってくるようです。あいかわらずフツーじゃないクルマが多いまきば線のくるま置き場でした。
事務局長談「由緒正しい大英帝国陸軍空挺部隊の退役軍人さんですよ!排ガスがくさいとかやかましいとか文句を言うんじゃありません!」
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